<権現山植樹祭 植樹体験紹介>

権現山植樹祭 植樹体験紹介

【初めての植樹体験】

権現山 各務原市主催で植樹祭りが行われたので参加してきました。はじめての植樹体験で面白かったので紹介します。
会場は岐阜県各務原市那加西市場町の権現山(尾崎権現山:標高208m)で、現在は写真の通りのハゲ山です。以前は採石場だったためにこんなハゲ山になってしまったそうです。今回は東側の法面(のりめん)に植樹をしました。貴重な経験をさせていただきました。

【受付】

受付のコーナーでどんな人たちが来ているのか見てみると、消防職員・消防団・各務原山岳協会・相互納税組合・ボーイスカウト・緑の再生員・小中学生・市役所職員・パークレンジャー・美谷苑(特別養護老人ホーム)・一般ボランティア・名鉄ハイキング・来賓などなど、様々な人が参加していました。私は一般ボランティアとして事前にハガキで申し込みましたが当日受付もありました。
翌日の中日新聞の記事によると、予定の2000人を大きく上回る約2500人が集まったそうです。
受付を済ませると、参加賞をいただきました。袋には植樹に使う立派なスコップ、ジュース、園芸用の種、植樹の手順メモなどが入っていました。

【開会式】

開会式は美谷鼓笛隊の横笛演奏から始まり、植樹の手順を簡単に説明した後、横浜国立大学名誉教授で植樹の権威である宮脇昭氏の講演がありました。熱の入った講演で非常に面白かったです。家に帰ってからさっそく宮脇昭教授の本を読みました。
講演では「本物の森」という表現を使われていましたが、その著『鎮守の森』新潮社(2000年)では、同じ意味の言葉として「鎮守の森」・「潜在自然植生」・「土地本来のふるさとの木によるふるさとの森」などの表現も使って解説しています。 今までは「植樹」と聞くと杉などの針葉樹を植えることだと思っていたので大変勉強になりました。
美谷鼓笛隊 宮脇昭教授の講演

【植樹の手順】

植樹の手順を簡単に説明します。山の上部は危険なので一般の人は山の麓にて植樹活動を行いました。

(0)ポット苗の用意

これは主催者側が用意します。今回は約3000mの面積に対して、シイやカシなど62種類の苗木13000本余が用意されました。

(1)ポット苗の水つけ

苗をポットのままサッとに水につけて、両手に違う樹種のポットを持ちます。

(2)穴掘り

50〜60cm間隔で穴を掘ります。ランダムに植えることで、土砂崩れなどがおきにくい木の配列になります。穴を掘ったらポットから苗を取り出し穴に入れます。混植密植にすることで競い合い効果が生まれ、幼木が確実に育っていきます。

(3)植え込み

植物は呼吸をしているので、苗を完全に土で埋めることはしないほうが良いのだそうです。幹に軽く土をかぶせた後、手のひらで軽く周りを押さえます。
穴掘り 植え込み完了

(4)ワラ敷き

雨で土が流れないように稲藁などで敷き藁を詰めます。小さな苗を稲藁で囲んでやるような状態で地肌が見えないようにびっしりと敷きます。
ワラ敷き これだけやった

(5)ロープ張り

ロープ張り しっかりとロープを張って藁を固定します。藁を敷いて固定するこの作業はマルチングといいます。マルチングを行うと、40日間雨が降らなくても水をやる必要がないとのことで驚きました。集中豪雨でも土が流れず、雑草も出にくいのだそうです。防寒機能も果たし、藁が腐ったら肥やしになるという素晴らしいシステムです。

(6)仕上げ

最後に点検した後、通路として使っていたスペースにも植樹活動を施し完成です。一般ボランティアの多くの人は(4)の作業が終わったら満足そうに帰ってしまっていましたが、ぜひ(5)まで体験して欲しいと思います。

【感想】

初めての体験ということもあって、純粋に面白かったです。家族連れの方も多かったですけど、ちびっこ達も遊びながら体験できると思いました。5年後、10年後、30年後にまたこの山を見たいと思います。
なお会場ではスタッフとして参加されていたせきすいさんにも会うことができました。せきすいさんの権現山植樹紹介ページもご覧ください。
(2004年9月26日参加)



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