<甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)・駒津峰(こまつみね)・双児山(ふたごやま)>

甲斐駒ヶ岳(2967m)・駒津峰(2750m)・双児山(2649m)

ルート北沢峠双児山駒津峰甲斐駒ヶ岳→(往復)→北沢峠仙流荘
登山日:2004年10月11日
登山口:長野県長谷村 map fan
天候:小雨のち好天
テーマ:研究室登山
ガイドブック:エアリア『北岳・甲斐駒』
パーティ:男7名
時間記録:登り:5時間15分、下り:4時間
05:35 北沢峠
07:45-08:00 双児山
08:50-09:00 駒津峰
09:30-09:45 六方石
10:50-11:35 甲斐駒ヶ岳
12:05-12:15 六方石
12:50-13:10 駒津峰
14:00-14:05 双児山
15:35-16:05 北沢峠
16:45 仙流荘
仕切り線

【甲斐駒ヶ岳について】

甲斐駒ヶ岳は深田久弥氏がその著書『日本百名山』の中で「日本アルプスで一番代表的なピラミッド」・「日本アルプスで一番綺麗な頂上」と表現しており、花崗岩の白さが非常に美しく人気の山である。山岳信仰の山として山頂や参道には石碑や石仏が多く並んでいることも有名である。
山名の由来はかつて山麓地方に馬を産する多かったのでそれに因んだものという説があるが、詳しくは知らない。

【長衛荘出発】

研究室登山2日目。前日登った小仙丈ヶ岳(日記)では後半雨に降られたが、今日も朝から小雨が降っている。天気予報によると運がよければ晴れるとのことだったが、果たして日が昇ってからの天気はいかなるものか。
長衛荘の朝食は昨晩に渡されたお弁当であった。朝食は小屋外で食べるように指示があったので外のテーブルで食べる(小屋内で食べている人も多かったが)。寒い年ならばこの時期でも霜が降りるそうだが、今年は暖くて明け方といえどもそれほど寒くない。温度計をみたら10度だった。
我々のパーティは4時半起床で、5時半長衛荘を出発した。

【中央アルプス展望地】

まだあたりは暗いのでヘッドランプをつけて歩く。暗いので踏み跡が判別しにくい個所があったが、薄い踏み跡は小生の得意分野!難なく通過。遊歩道の看板を見ると徐々に明るくなっていった。
途中で仙丈ヶ岳が見えて足が止まる。なだらかな山容はお見事。ボスがお疲れなので30分歩いて5分休憩というピッチで歩く。3回目に休憩した所は中央アルプスが綺麗に見える小広場で、紅葉も楽しめて最高の休憩場所だった。朝から降っていた雨が完全に止み気温が上がってきた。
登山道 中央アルプス方面

【女王 仙丈ヶ岳】

休憩3回目を終えると勾配がきつくなる。休憩4回目を終えるとうっそうとした林は終わり明るい尾根に出た。振り向くと南アルプスの女王、仙丈ヶ岳がばっちりと見える。馬ノ背、藪沢、小仙丈沢が確認できて、そのゆったりとした山容に見とれる。普段は滅多に使わない「スカイライン」という言葉が頭に浮かんだ。
明るい尾根 仙丈ヶ岳

【双児山山頂】

白峰三山(北岳(日記)・間ノ岳・農鳥岳)や鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)方面もはっきりと見えたので、双児山山頂がすぐそこだったのにも気が付かず写真撮影に没頭してしまった。双児山の頂上に立つと鋸岳と甲斐駒ヶ岳の姿も見えるようになった。
双児山山頂 白峰三山

【鞍部通過】

双児山と駒津峰の間は当然鞍部となっていて、登山道は一旦降りた後登り返しとなる。展望が良いので幸い疲れは感じない。森林限界の境なのでしばらく低木の尾根だったが、木々の間を抜ける個所がありなんだか落ち着く。この辺りの登山道脇では御前橘(ゴゼンタチバナ)の葉が目立っていた。
鳳凰三山 鞍部

【森林限界】

鞍部を通過すると駒津峰に向けていよいよ登りとなる。ボスがお疲れのためペースが上がらない。逆に宿泊登山が初めての後輩たちは元気すぎる(^^;)ゆっくりと休みながら頂上を目指す。完全に森林限界となり、風が気持ちが良い。伊那市街だろうか、大きな戸台川とともに町並みが見えた。
駒津峰に続く登山道 戸台川

【駒津峰】

登山道からは鋸岳もよく見える。後輩が鋸岳に見とれていたので背後から盗撮。
駒津峰の山頂に立つと甲斐駒ヶ岳が近い近い!白いピラミダルなその姿に大満足。
富士山(日記)も見えて一同盛り上がる。駒津峰で仙水峠からのルートと合流するため登山者が増えた。次のポイント、六方石に向かう。
鋸岳を望む後輩 甲斐駒ヶ岳を背後に駒津峰にて

【六方石から直登ルート】

駒津峰を過ぎると登山道は徐々に岩が多くなってくる。駒津峰から甲斐駒ヶ岳の頂上に向かうには、直登の尾根ルートと巻き道のルートとの2つがある。昨晩長衛荘の管理人さんにどちらが安全かを聞いたところ「どっちも危ないわ」と言われたので行きは距離が近い直登ルートに決めた。2つのルートの分岐点は「六方石」と呼ばれる奇岩のある地点である。六方石は名前通りの形でいろいろな方向に角が立っている面白い岩だった。
予定通り直登ルートに向かう。本日も甲斐駒を目ざす登山者はたくさんいるがほとんどの人が巻き道ルートを使用しているようだ。エアリアに「初心者向きの巻き道」と書いてあるからなのかもしれない。所々難所があるが、気をつければ落ちることは無い。それでもやはり恐いので、帰りは巻き道ルートにすることで意見が一致した。
六方石 直登ルート

【甲斐駒ヶ岳】

甲斐駒ヶ岳山頂 お疲れ気味のボスと一緒にしんがりを行く。後輩たちは元気だ。これだけ天気が良くてラッキーだったね!岩を越えるような難所が終わると、少し登山道はなだらかになり足元には当薬竜胆(トウヤクリンドウ)の花の残骸が見られるようになった。夏は岩の白色にリンドウの紫色が映えるだろうな〜と勝手に想像していたが、当薬竜胆の花の色はクリーム色だったのか〜。
祠が見えて山頂が近いことが分かりラストスパート。ほぼ予定通りの時間で甲斐駒ヶ岳の山頂に立てた。お疲れ様。
山小屋で用意してもらったお弁当を食べて周囲を散策したあと帰路につく。山岳信仰が盛んな山なので祠や石仏が多かった。

【巻き道で下山】

六方石まで巻き道を使用した。こちらは岩というよりもザレといった印象で、直登ルートよりもはるかに歩きやすかった。魔利支天には時間がないので寄らなかったが、後で聞いたら結構恐いところらしい。時間がなくてよかったかも(^.^)
見頃はとっくに過ぎている感じだったが、写真の花がよく咲いていた。
巻き道 甲斐駒ヶ岳の忘れな花

【帰路】

駒津峰でコーヒーブレイク。ここから仙水峠に降りて北沢峠に向かう選択もあったが、我々は初心者なので往路をたどった。明け方通ったときは真っ暗で見えなかったナナカマドの紅葉が、帰りは楽しめて良かった。
北沢峠の最終バスは15時45分発。予定通りに北沢峠に着いたが、登山者が多かったため慌てて用意してくれた2本目のバスに16時に乗った。バスの車内から昨日今日と歩いた山々が綺麗に見えた。甲斐駒ヶ岳の白色と双児山の2つのピークが印象的だった。またいつか来るぞ!
ナナカマドの紅葉 双児山

【総評】


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