<筑波山(つくばさん)>

筑波山……男体山(871m)・女体山(877m)

ルート筑波山神社→(ケーブルカー)→(自然研究路)→(ケーブルカー)→筑波山神社登山道地図
登山日:2004年7月16日
登山口:茨城県つくば市 map fan
天候:くもり/雷雨
テーマ:関東の名山
ガイドブック:『関東の山あるき100選』
同行者:単独
時間記録:散歩約3時間
14:20 「筑波神社前」
14:35 宮脇駅
14:50 山頂駅
15:05 男体山
16:00 山頂駅
16:20 女体山
17:25-17:15 山頂駅
17:40 「筑波神社前」

仕切り線

【筑波山について】

関東平野にそびえ立つ標高876mのこの山は、西の富士・東の筑波と並び称され、古来から多くの詞歌に歌われた名山です。また、信仰の山で男体・女体の二峰は筑波山神社の御神体となっています。筑波山は神域として長く保護されてきたため、植物は豊富に自生し学術的にも注目されています。山頂から空気の澄んだ日には、富士山・太平洋・日光や那須・阿武隈の山々を展望することができます。環境庁・茨城県(現地案内板より)
なお『日本名山図会』や『日本百名山(深田百名山)』にも登場していることを一言加えておく。

【下調べ】

本業の関係で数日間筑波大学に行くことになった。本業の方はお昼過ぎに終わるので、せっかくなので観光する計画を立てる。観光=登山の方程式により、筑波山に即決定。しかし岐阜県以外の山のことはさっぱり分からない。筑波山は知名度の高い山だがまずは登山口への行き方から調べなければならなかった。手持ちのガイドブックは昭文社『関東の山あるき100選』のみ。筑波山の登山口はいくつかあるが、公共交通機関の利用だと筑波山神社から登るのが便利だと認識する。まずは筑波駅に向かうことになっているのだが、筑波駅とはJRの駅なのか、私鉄の駅なのかさっぱり分からないし、「MapFan」の駅名検索で調べてもひっかからないので非常に困った。結局インターネットでさらに調べて、現在は使われていない駅だと分かった。同時に筑波駅には「のりのり自転車」という無料で自由に使える自転車が置いてあることを知った。バスの本数が少なそうなのでバスが無かったら筑波駅から登山口の筑波山神社までチャリンコで行くことにしよう!旧筑波鉄道の線路跡は「筑波りんりんロード」として整備され立派なサイクリングロードになっているというから、どんな自転車か楽しみだ。

【筑波駅へ】

12時半に本業の方が終わり、関東鉄道(関東パープルバス)を利用して筑波大学「第一学群棟前」から「筑波駅」に向かう。約35分、650円で筑波駅に到着。ここから登山口となる筑波山神社に向かうのだが、バスは2時間後にしかない。頼みののりのり自転車もすべて貸し出されていて結局タクシーを使うことにした。登山客がよくタクシーを使うのだろう。看板に大きな字で「筑波神社まで1060円」と書かれていたので安心して乗れた。筑波駅からは男体山がよく見えた。
運転手さんに情報をもらいながら、ほんの10分で登山口に到着。荷物が多かったので困っていることを話すとお土産屋で預かってくれるということを教えてもらった。これはありがたい情報!バス停「筑波神社前」の正面にあるお土産屋さん「はつね」で荷物を預かってもらい、空身で出発できた。ラッキー!
筑波山 筑波駅跡

【筑波山神社へ】

はつねさんで登山概念図とバス時刻表をもらい出発。本当は自分の足で登りたかったが、時間は既に14時半。ちょっと厳しいので断念してケーブルカーに乗ることにする。
御神橋、随神門、筑波山神社を見学し、ケーブルカー乗り場へ。
バス停「筑波神社前」 筑波山神社

【ケーブルカー】

ケーブルカーと登山道(御幸ヶ原ルート)はほぼ平行に走っているのでケーブルカーの乗り場(宮脇駅)と登山口は同じ場所にある。途中にビニル袋がぶらさがっていて目を疑った。なぜこんなところに大量のビニル袋が!???よく見てみると「みんなの筑波山です。ゴミやあきカンはあなたのまちへ。持ち帰り用『ゴミ袋』……」と印刷してある。う〜ん、こんなことしないといけないのか。はじめて見たシステムで驚いた。
ケーブルカーは20分間隔で運転していて、お値段は片道券570円、往復券1020円也。ケーブルカーは幼少の頃に乗ったことがあるらしいが記憶に無い。30度の傾斜をグイグイ登っていくので感心した。たったの8分で山頂駅に到着。
持ち帰り用ゴミ袋 ケーブルカー

【山頂駅】

山頂駅は広場になっていて御幸ヶ原と呼ばれていて、すばらしい展望地になっているのだがガスっていて残念だった。まずは男体山のピークを目指す。
山頂駅から女体山を望む 山頂駅の展望地

【昆虫たち】

男体山入り口に立つ自然研究路の案内板を見て登山開始。数種類のトンボやセミの幼虫など、昆虫たちがたくさんいた。途中から岩場が多くなり、革靴では非常に歩きにくかった。
トンボ 岩の登山道

【男体山】

平日のお昼過ぎだが登山者や観光客が数組いて筑波山の人気が伺える。素晴らしい展望地を過ぎると祠の立つ男体山頂上だった。山頂には神社の社務所もあり、お守りやおみくじなどを売っていた。筑波山通信所もあったが、敷地は荒れていて今は使われていない様子だった。
展望地 男体山山頂

【自然研究路】

一旦来た道を戻って自然研究路を周回することにした。自然研究路は男体山を囲むように山腹をトラバースしている。今回は時計回りすることにした。
御海分岐 東屋
自然研究路という名前を聞くと奈良の大和葛城山(日記)を思い出す。解説板が所々に立ち、勉強しながら散策を楽しむことができる。しかし筑波山の自然研究路はず〜と舗装されていて幻滅した。道の付き方が「トラバース」という崩れやすい付き方だから仕方ないのかもしれないが、ちょっと寂しく思う。
忘備録として解説板のタイトルを書いておくと、1)自然研究路案内図、2)筑波山の地形と地質、3)筑波山の地質はいつごろできたのでしょう、4)立身石の伝説、5)岩石の風化、6)筑波山における植物の垂直分布、7)筑波山の衣替をする植物、8)谷川にすむサンショウウオ、9)ガマガエルの仲間、10)植物の博物館です、11)大石かさねの伝説と迷信、12)筑波山の四季の花、13)紅葉と落葉、14)筑波山に昆虫が多いのは?、15)広葉樹林は昆虫の天国です、16)ツクバの名をもつ植物、17)住んでいるほ乳類と鳥類、18)けものの生活。
自然研究路 木のプレート

【奇岩・怪岩】

筑波山は奇岩・怪岩が多いそうだ。また筑波山は四六のガマの話が有名である。写真は「ガマ石」。口の中に小石を投げ込むと願い事が叶うとか!?
筑波山付近のガマガエルは地元の人たちに特に愛されているのだろう。5年ほど前に筑波大学の「GAMMA10」という実験装置を見学しに行ったことがあるが、まさか名前の由来がガマガエルだったとは知らなかった!
ところどころで甘い香りのする大きな山百合(ヤマユリ)が確認できた。
ガマ石 山百合

【女体山】

女体山の手前からすごい霧と雷が出てきたので、女体山山頂でものんびりできなかった。山頂には記念碑と三角点と社と見事な展望地があった。スーツ・革靴・ネクタイ姿で登頂したのは初めて♪
雷が近いのでランニングでケーブルカーの山頂駅に戻る。元気があれば自らの足で下山しようと思っていたが雷と雨に降られたらたまらない。
女体山山頂 女体山山頂

【ケーブルカー停止】

山頂駅についたら雨が降ってきた。すごい雷と雨でケーブルカーが使用休止になってしまった。山頂駅で待つこと40分、雷も雨も収まり無事に帰れたが、雨に混じってヒョウだかアラレだかも降っていて驚いた。1000mに満たない山でもやはり山の天気は急に変わるので恐ろしい。
下山後、お土産屋「はつね」さんにお礼を言って荷物を回収する(土産屋は17時で閉店だが、山頂から電話連絡しておいたのでシャッターを開けておいてくれた)。バス停「筑波神社前」からのバスは「筑波駅」行きと「土浦駅」行きのバスがある。次のバスは土浦駅行きでラッキーだったが50分待ちは長かった。土浦駅まで1時間弱、運賃は950円くらいだった。

【総評】


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