<多治見市境(弥勒山〜古虎渓谷)>

弥勒山(437m)・大谷山(424m)・道樹山(429m)・秋葉山(381m)
(多治見駅→廿原地区→弥勒山→(多治見市境)→古虎渓駅)登山地図はこちら

登山日:2003年9月27日
登山口:岐阜県多治見市
天候:晴れ
テーマ:未踏の多治見市境約60キロ(仮)を歩く
ガイドブック:『未踏の岐阜県境800キロを歩く』(岐阜新聞社)
同行者:単独
時間記録
11:25 JR多治見駅
12:00-12:10 池田稲荷
12:40 月見林道グランド
13:15 廿原バス停
13:25 上戸の上池
13:50-14:15 弥勒山
14:30 大谷山
14:35 道樹山
14:50-15:00 檜峠
15:50 秋葉山
16:00 市境と東海自然歩道の分岐
17:55 諏訪大橋
18:10 JR古虎渓駅
 


【未踏の多治見市境約60キロ(仮)を歩く】
2002年11月に大垣山岳協会が岐阜県境の一周企画を完結した。その翌日だったか、岐阜新聞でその記事が大きく取り上げられていてずいぶんと驚いたものだった。その後、『未踏の多治見市境約54キロを歩く』(岐阜新聞社)という本が出版され、即購入。読んでいるとわくわくしてきて自分もやってみたいと思い出した。向こうは組織でサポート隊もいるが、こちらは個人なので岐阜県境一周は難しい。まずは現在住んでいる多治見市の境(行政境)を歩くことに決めた。
まず、多治見市の境がどこにあるか調べた。国土地理院の1/25000地形図では市境の線がつながっていない個所や分かりにくい個所があったので、多治見市役所6階の購買部で『1/15000多治見市全図』を購入した(500円)。1/10000の地図もあったが、2枚になってしまうので、1枚ですむ1/15000を選んだ。こちらの地図を見ると市境の線は繋がっているように見えたので、カシミール3Dと国土地理院の数値地図を使って距離を出してみた。大雑把に測ると約60キロ(←後日なるたけ正確に測る)である。何回かに分ければ個人で一周できる距離である。正確な距離が知りたくて市役所のホームページで調べてみた。統計のページ(こちら)はあるが、市境の総距離は公表していない。多治見市役所に問い合わせしたところ、「まだ多治見市はこの行政境が明らかでないところがあります。そのため、総距離を出すことができません」との返事がきた。市役所発行の多治見市全図にも昭文社の道路地図にも市境が描かれているので不思議に思い(面積も公表しているし)、地図には市の境界線が書かれているじゃないかとつっこみメール送ってしまった(2003/09/29現在返事待ち)。いずれにしても市境が明らかでない場所があるという驚愕の事実を知り、勉強になった。

【コース設定】
まずスタートをどこにするか考えたが、迷わず多治見市内最高点の弥勒山にした。一周した時に市内最高点で乾杯できれば気分がよい。しかも廿原(つづはら)地区から弥勒山に登れば純粋にスタート地点となりうる。内津峠やJR定光寺駅からスタートするとゴールも内津峠や檜峠になるので都合が悪い。周回の向きは反時計回りとする。余談になるが、人間は目をつぶって歩くと自然と左に行ってしまうそうである(陸上競技場が反時計回りになっているのもこの理由だとか)。

【本日の計画】
本日は弥勒山からJR古虎渓駅南までの6.846キロ(沿面距離6.948キロ)を歩く。JR多治見駅から廿原バス停まで東鉄バスを利用しても良かったが、林道月見線を利用すれば駅から廿原バス停まで約6.6キロなのでジョギングで行くことにした。そこから弥勒山までは約1.4キロ。合計約8キロを経てやっとスタート地点の弥勒山に立つことができる。半分くらいが東海自然歩道なので挑戦初日にはちょうど良いかもしれない。

【多治見駅 → 池田稲荷】
多治見駅前の大通りから土岐川の土手に出る。信号を一度渡ってしまえば後は一度も信号を渡らなくて良い。小生が昔よく使っていたランニングコースである。土岐川沿いにずっと走り、県立多治見病院の裏を回る。多治見市浄化センターの憩いの場で鯉と戯れる。線路に沿った細い稲荷道を歩き、辛沢橋の下を潜ると池田保育園に出る。道なりに歩いて池田不動明王へ。池田不動明王で池田勝入斎源信輝公の墓を見た。当時大垣城主だった池田信輝は犬山城を落城させるなどの活躍をした人物らしい。隣接する池田稲荷も見学した。奥の院への道は荒れていたが、昔はよく歩かれていたような雰囲気が感じられた。
土岐川沿いの道 池田稲荷

【林道月見線】
池田稲荷を過ぎると林道月見線が始まる。この林道は歩くとたっぷりの道のりで緑の散歩道として知られている(たとえば多治見市教育委員会発行の『多治見の植物』P182参照)。山を走る林道で、標高215mの山頂付近にはDOCOMOやJ−PHONEなどの4社の携帯電話のアンテナが立つ。立派な山なので「池田富士」と呼ばれる山かと思っていたがどうやら小生の勘違いのようで、池田富士はとなりの367m峰かもしれない。最高点を過ぎて林道月見1号線を左に見て降りていくとグランドに出る。ちびっこ達が野球をしていた。 グランド

【廿原地区へ】
廿原バス停 グランドからさらに降りるとT字路。右に行くと多治見駅に戻る道(廿原にも行けるが)。左の林道丸根北線に入る。終点で大通りに合流し、最終処分場の臭い匂いを浴びる。T字路で19号方面に曲がり、後は道なりにまっすぐ歩いていると廿原バス停に着いた。多治見市の自主運行バス(東鉄バス???)が土日祝日は1日3本、平日は1日1本走っている。

【井戸上の上池】
廿原バス停から井戸上の上池のある公園に向かう。目印は公園入口にある「環境整備之碑」。廿原公民館の南南西にあるということを意識していればどこの道を通っても辿りつけるだろう。公園には池が2つあり、上方にある池が「井戸上の上池」で下方にある池が「井戸上の下池」である。公園の東屋でスパッツを装着して出発。登山口には木の階段がある。このルートはよっせーさんが歩かれているが(こちら)、小生も何度か下見に来ていたので心配は無かった。
井戸上の上池と弥勒山 登山口

【井戸上ルート】
廿原地区からの弥勒山に登るルートはこの井戸上の上池からの他にも、水口大池や名荷林道からもあるようだ。井戸上の上池からのルートは井戸上ルートとでも呼ぼうかしら。道はよく踏まれていた。いつのまにか尾根道に合流し、気がつくと山頂を示す地蔵堂が見えた。すぐに登れてしまうルートだ。
登山道 地蔵堂

【多治見市境散策スタート!】
弥勒山にはたくさんのハイカーがいて、おしゃべりをいっぱいしてしまった。ガスっていて展望はあまりなかったが、尾張富士や入鹿池はよく見えた。登山者ノートに、井戸上の上池から登ってきたこと、多治見市境散策スタートの旨を書きこむ。
山頂 尾張富士方面

【大谷山】
しばらく東海自然歩道を歩く。何度か来ているので、小走りに進む。あっというまに大谷山。ケルンが昔よりも大きくなった気がする。
登山道 大谷山

【道樹山】
道樹山(どうずさん)の御岳山神社で多治見市境一周の無事を祈る。ここでも東海自然歩道のハイカーにたくさん会った。 道樹山

【檜峠でうっかり】
檜峠 階段で膝を壊さないように注意しながら小走り。檜峠手前の階段は長い。檜峠で多治見市の境(岐阜県境)と東海自然歩道は一旦別れる。すっかりそのことを忘れていて、しばらく東海自然歩道を歩いてしまった。『1/15000多治見市全図』は多治見市以外の情報が全く載っていないので気をつけないといけない。途中で道間違いに気がつき檜峠まで戻る。ロスタイム15分。檜峠の看板は東海自然歩道上から少し北に入ったところに立っているので、知らない人が多いかもしれない。「外之原林道2.2KM」と書かれた東海自然歩道の標識から少し降りたところからヤブに突入。

【県境ピーク】
薔薇のトゲを気にしながら薄い踏み跡を辿る。途中で左に曲がってピークを踏む。立派な木があった。東海自然歩道に合流。
ピーク 合流点

【秋葉山】
秋葉山を経由して舗装道路に出る。東海自然歩道と分かれて谷に下りる。
秋葉山 東海自然歩道との分岐

【多治見市境】
諏訪大橋 谷道が本当は市境だが、地図が読みにくくて尾根道を行ってしまった。諏訪大橋が見えたところで間違いに気が付く。多治見市境一周でなくて多治見市一周になってしまった。東海自然歩道から分かれてからずっと踏み跡がなかったので疲れた。

【強引に下山】
諏訪大橋の麓に無理やり下山。市境を忠実に辿っていればこんなことにならなかっただろうに。堤防をよじ登り無事に舗装道路にでた。ぐったり。古虎渓駅までジョギングで帰った。 諏訪大橋

【総評】
・多治見市境一周の企画だったが1回目から市境をはずれてしまった。
・東海自然歩道から分かれてからのルートファインディングが大変だった。

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