<海上の森(かいしょのもり)・物見山(ものみやま)>

物見山(312m)
(矢田川土手→赤池→物見山→大正池→四ツ沢→矢田川土手

登山日:2003年8月24日
登山口:愛知県瀬戸市
天候:晴れ
テーマ:後輩ダイエット企画
ガイドブック:『こんなに楽しい愛知の130山』
同行者:ゼンちゃん、モリさん
時間記録:行き……2時間25分、帰り……1時間20分
(標準コースタイム:行き……1時間20分、帰り……1時間40分)
09:25 矢田川堤防
09:50 広久手の森入口
10:15 赤池
10:50 沢出合
11:15 物見山登山口
11:50-12:10 物見山
12:15 物見山登山口
12:40-12:55 大正池
13:25 四ツ沢駐車場
13:50 矢田川堤防


【後輩ダイエット企画】
運動に関心がある人にとって、若者の「運動二極化」問題はもはや常識であろう。現代の若者は、運動を積極的に行う者とそうでない者との二極化の傾向にあるという。不健康な若者が多いものだと感じていたら、最近、日本人のうち6人に1人が成人病になる可能性があるという一面ニュースを見た。我が研究室のメンバーも運動二極化の傾向にあり(もちろん小生は運動しすぎ派)、運動しない者の健康が心配で仕方が無い。体脂肪率28%の後輩、ゼンちゃんを運動に誘ってみた。本日の山歩は後輩ダイエット企画である!ゼンちゃんは研究室のイベントで恵那山に登っている(日記)ので少々きつくても大丈夫だとは思うが、本人の希望により短時間のコースを選んだ。近くて楽しそうな海上の森に決めた。2005年開催の愛知万博の会場となるため、工事などが始まる前に行きたいと思っていた場所である。小生も楽しみだ。このクソ暑い時期に野郎2人で山に行くともっと暑苦しくなるので、女性のモリさんも誘った。

【矢田川】
矢田川土手 岐阜県内の山の資料はたくさんあるが、愛知県の山の資料はあまり持っていない。『こんなに楽しい愛知の130山』を片手に海上の森に向かう。多治見からR248で愛知環状線の山口駅近くまで行く。四ツ沢に新しい駐車場ができていると聞いていたが、ガイド本の通り矢田川の土手に駐車した。土手といっても普通の道なので駐車の際に少し気を遣った。多治見から45分くらい。矢田川というと大曽根付近の大きい川をイメージするが、上流はさすがに小さい川であった。道端では満開の露草(ツユクサ)が鮮やかだった。屋戸橋を渡ると気分は海上の森散策。

【分かりにくい概略図!】
本日はガイド本のみ持って行ったのだが、この概略図が非常に分かりづらい。ガイド本のコースをたどる予定でいたので広久手の森の南側の登山口に着くはずだが、未舗装道路が舗装道路のように書いてあったり、舗装道路が未舗装道路のように書いてあったりしているので、歩いているコースが本のコースと一致しているのかさっぱり分からなかった。「地図がテキトーなんだからこっちもテキトーに歩けばいいんだよ〜」などと周りに滅茶苦茶言いながら歩く。途中に環境水田が見られた。源氏ホタルやカワニナを保護しているらしい。 環境水田

【広久手の森入口】
コンパスでチェックしながら東南方向に道なりに進む。舗装道路が終わる場所にいかにも登山口という所についた。放置自転車が数台あり、壊れた冷蔵庫を開けると万博反対派の冊子が置いてあった。ガイド本の地図と見比べるがまだ正しいルートをたどって来たのか分からない。情報を集めるために周りをキョロキョロしていたら「まむし注意」の看板に「吉田川入口」と書いてあった。しばらく沢にそって歩くが吉田川というようだ。「まむし注意」の看板はごろごろ立っているが、広久手の森や海上の森の概念図が書かれた看板などは一切無い。やはり地形図を持ってくれば良かった……。一つ目の池を見て、ガイド本のコースを無事にたどっているのかも、と思い始めた。
広久手の森入口 一つ目の池

【広久手の森】
ガイド本のコースだと一つ目の池を過ぎた所から広久手の森中心部を目指して北に曲がることになっているが、現在位置がよく分からないし、案内板は全く無いし、踏み跡も薄そうなので、北に曲がらずに東に進むことにした。ちなみに、中山道にも大久手という地名があるが、「久手」は「湿った場所」という意味である。広久手の森とは字のごとく、湿った土地が広い範囲に渡っている(いた?)のだろう。山路の杜鵑(ヤマジノホトトギス)を愛でながら歩くと「まむし注意」の看板に「←物見山、赤池」と書かれた落書きを見る。ここでやっとガイド本のコースをたどっていたことを確信した。ふぅ。
山路の杜鵑 落書き看板

【赤池】
ガイド本の概念図では赤池で行き止まりになっているが、実際に行ってみると踏み跡があちこちにあった。しかし北と東の道は道の状態が悪く、ぐちゃぐちゃだったので南の踏み跡に行ってみた。これが失敗となる。
登山道 赤池

【枝道多数】
赤池から南に行くと尾根道になっていて結構登った。普段運動しないゼンちゃんが「もうだめだぁ」と言っているのでピークで休憩。物見山は北東方向にあるので、どこかで東に行きたかったが、なかなか東に向かう道がでてこない。結局南に歩き続け、どこかの沢に着いてしまった。行き止まり。引き返す際に途中で東に向かう道を見つけたのでそちらに行くと大きな林道に出た。コンパスが無かったら完全に迷子だったな(^^;)

【林道歩き】
林道を歩いていると変わった花があった。帰ってから調べたら臭木(クサギ)のようだ。変わった香りがするらしい。匂いを嗅いでおけばよかった、残念。「マムシ注意」などの看板が多いが、愛知万博反対派の看板なども見られた。
臭木 万博反対派

【物見山登山道】
赤池からの登山道を左に見ると物見山の登山口。この入口にもやかましい看板がある。一つは「山火事防止」もちろん落書きつき。落書きの一つには「物見山へ(尾根道)とおまわり」と書いてあった。もう一つは「林道・歩道及び林内へのマウンテンバイク・オフロードバイクの乗り入れはご遠慮ください。愛知県県有林事務所」と書いてあった。チャリなどで入ると登山道が広がり木の根が痛むからだろうか。ここから本格的な登山となる。
登山口 登山道
【聖徳太子の古墳】
途中2ヶ所の展望地を過ぎる。途中でマウンテンバイク(MTB)に乗った青年とすれ違った。あれ?ここMTB禁止じゃ……。背の高さを越える笹が現れるが、登山道沿いはしっかり刈られていた。山頂が近くなると「物見山は日の本の国大国主命尾張皇子、聖徳太子の古墳です。 墓の上には上がらない様に心掛けましょう 山田みち江」と看板の立つ石があった。
標識 大木

【物見山】
物見山は名古屋方面が伐採されていて展望が開けていた。しかし「ここまでやるか」というほどの伐採にはちょっと首をかしげる。三角点がないため正確な標高は分からない。ガイド本は327mとなっているが、現地の表示は312mになっていた。標高は名前の由来は現在知っている知識だけで想像がつく。瑞浪市化石博物館編の『東濃地学散歩』を読んで、昔は瀬戸内海や太平洋が恵那山の近くまで繋がっていたのを知って驚いたものだった。このあたりは周りの海よりも少し高かったのだろう。「海上」、「瀬戸」、「物見」の由来がここにありそうだ。海上の森や物見山は調べるといろいろ面白いことが分かりそうだ。WEB上では陶龍寺のページ(こちら)が面白い。
休んでいるとMTBに乗った青年が現れ、プロテクターを着けた後、すごい勢いで降りていった。あれじゃ遭遇してもお互い避けられないよ、こわいなぁ、
物見山 名古屋市方面

【林道歩き】
林道 帰りは北側に下りる。すぐに広場が現れて林道に出合った。後はずっと林道歩き。MTBに乗る人が多く林道では3組に会った。こちらから挨拶するも2回(つまり2組に)無視された。MTBに乗る人間のモラルを疑っちゃうよ〜(><)

【大正池】
ガイド本のコースは篠田池にも寄ることになっているが、時間が遅くなったので大正池だけ寄る事にした。途中の沢で顔を洗った。こんなスーパー低山でも水が綺麗なことに驚いたが、沢には砂金が大量にあってモリさんが随分と驚いていた。大正池には立ち枯れた木が水面に並び見事な絵だった。はだしになって沢で遊んだ。水が冷たくて気持ち良かった。
大正池 沢遊び

【四ツ沢】
県民参加の森作り事業活動も盛んのようで、各地でその場が見られた。四ツ沢に沿って林道を下っていくと多くのMTBの人に会った。海上の森入口は駐車スペースになっていてたくさんの車が止まっていた。ここは広久手の森の北入口にもなっているようだった。武田信玄の史跡案内があった。
県民参加の森作り事業 四ツ沢駐車場

【2005年愛知万博】
四ツ沢の駐車スペースからは舗装道路。愛知万博の開催予定地が書かれた看板や新しそうな駐車場があった。屋戸橋で来た道と合流し土手に戻った。今回の主役であるゼンちゃんが、「また行きたい」と喜んでくれたので良かった。
会場予定地 新しそうな駐車場

【総評】
・植物、池、山、楽しい所だ。
・海上の森、広久手の森は枝道が多いのでコンパスと地図必携。
・物見山ではすごいスピードで降りてくるMTBに注意。
・万博が開催される前に行ったほうが良いよ。
・次回は篠田池経由で猿投山まで縦走したい。

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