<城山(土田城址)(どたじょうし)>

土田城址(172m)
(大脇→NO.10鉄塔→出丸跡→本丸跡→大脇)登山道地図はこちら

登山日:2003年7月20日
登山口:岐阜県可児市
天候:晴れ
テーマ:新規開拓
ガイドブック:たぶん存在しない
同行者:単独
時間記録:周回……1時間55分
(標準コースタイム:?分)
10:30 大脇駐車場
10:35 金子山出丸分岐
10:45 虹ヶ丘橋
10:50 鉄塔登り口
11:10 登山道分岐
11:30 NO.10鉄塔
11:40 登山道分岐
11:50 出丸跡
12:00-12:10 本丸跡
12:25 大脇駐車場


【古城めぐり】
城山 以前、鳩吹山の大脇登山口に降りた時(日記)、鳩吹山と反対側に「古城めぐり遊歩道⇔」という看板を見つけた。大脇登山口の駐車場の目の前にあるので知っている人も多いだろう。連休中に予定していた北アルプス山行は延期にしてぽっかりと時間ができたので、鳩吹山の延長(よく踏まれた道)のつもりで軽い気持ちで行ってみることにした。情報は現地で調達。コンパスは家に忘れ、低山なので地形図も持っていかなかった(後に失敗だったと知る)。
多治見邸からR248から善師野多治見線に入り、県349で40分で到着。18キロ。ホテル可児の手前から城山の南側がよく見えた。東もしくは西からみると4つのピークが分かるだろう。

【土田城について】
文明年間(1469〜1486)土田氏が築城。天正2年(1574)織田信長に仕えるため土田を退去閉城。織田信長の母土田御前の出生地。(登山口案内石柱より)

【大脇】
出発が遅れたので大脇登山口は鳩吹山の登山者の車でいっぱいである。適当な路肩に駐車させていただき出発。城山の登山口はいくつかあるようだが、今回は立派な石柱のある北側から出発することにした。すぐに遊歩道略図が現れ、よく整備されているのかなと思う(勘違いさせられる)。家に帰ってから調べたらこの遊歩道略図からも登れることを知ったが、現地では全く気がつかなかった。
北側の入り口 案内板

【遊歩道】
遊歩道は本日誰も歩いていないようで、いきなり蜘蛛の巣の洗礼。今日は鳩吹山の延長のつもりで半そで短パンで来たので蜘蛛の巣などがあると体にまとわりついて非常に気になる。片側が岩、片側が川の道が続き、なかなか風情がある。
遊歩道 姥百合(ウバユリ)

【金子山出丸跡分岐】
可児川に沿って歩くと看板が2つ現れた。一方は「金子山出丸」、もう一方は「中出丸跡へ」と書いてある。道は進行方向にもついているが、この地点が古城めぐりの出丸に行く分岐になっているらしい。しかしどう見ても踏み跡は薄い、というか草が繁っていてどこが登山道が見えない。分岐の看板は何かの間違いだと期待しつつ、もう少し進行方向に行ってみることにした。 出丸分岐

【鉄塔分岐】
道は竹林になり、いろいろなトンボが飛んでいる。中でも蝶のように飛ぶ真っ黒な細いトンボがたくさんいた。写真を撮ろうと頑張ったが、警戒心が強く近寄れなかった。今度は鉄塔の巡視路の分岐に出た。どこで曲がるべきだかよく分からないのでもう少し先に行ってみる。
竹林 鉄塔分岐

【虹ヶ丘橋】
遊歩道はずっと可児川に沿ってついている。頭上に橋が現れて、それをくぐって地上に出てみると虹ヶ丘橋の場所だった。正面には社会保険病院がそびえたっている。これではさすがに行き過ぎである。出丸分岐の看板があった場所の登山道はよく分からなかったので、鉄塔分岐の道まで戻り、高度を稼ぐことにした。
可児川 虹ヶ丘橋から

【巡視路経由】
夜に咲くという待宵草(マツヨイグサ)が咲いていた。待宵草は小生の誕生花(7/22)である。竹久夢二が「待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ」と歌ったところから名付けられたという。
5種類以上のトンボと戯れながら歩くが、相変わらず蜘蛛の巣が多くて苦労する。途中で展望がよい場所が何箇所かあった。
待宵草 展望

【謎の分岐】
鉄塔巡視路特有のゴム階段が各地にあり、歩きやすいものの、草が道にはみ出てきているので歩きやすくは無い。立ち止まると蚊がいっせいに寄ってくるのも困ってしまった。鉄塔NO.8とNO.9を見て、しばらく尾根歩きをすると謎の分岐が現れた。さてさてどっちに行ったものか!?
ゴム階段 謎の分岐

【鉄塔NO.10へ】
まずは右の道を行ってみるがどんどん降りるので分岐に引き返し、左の道を行った。こちらの道は鉄塔NO.10へ通じる道である。しかしこの道がものすごい草藪であった。半そで短パンには非常に辛い。薄い踏み跡はあるが草で下が見えない状態。立ち止まって苦戦していると蚊が寄ってくるので即座に道を判断して歩く。蜘蛛の巣と草薮と蚊の三段攻撃に、もうどうにでもしてくれ!!!しかも鉄塔NO.10についたらなんと行き止まり(@@)はぁ。山塊に尾根は1つだろうと思っていたが、実は2つあったようで違う尾根を歩いていたのだ。コンパスと地形図があったら余裕で防げた初歩的な、しかしよくありがちなミスだなぁ。 草薮

【遊歩道と合流】
合流点 先ほどどちらに行くか迷った分岐で右の降りていく道を行ってみた。赤テープが貼ってある道を歩いていくとやがて竹林になり、標識の立つ遊歩道に合流した。やはり行きで怪しんだ「金子山出丸→」を行くべきだったようだ。

【出丸跡】
遊歩道に戻ると矢印がところどころに現れ始めてほっとする。最後の終えると出丸跡についた。看板によって「金子山出丸跡」になっていたり「中出丸跡」になっていたり「出丸曲輪跡」になっていて統一性が無い。R41側から登山道も来ていた。解説板は何もなく、展望もあまりないので先を急ぐ。 出丸跡

【展望岩】
出丸跡から一旦降りる。鞍部のあたりに展望抜群の岩があり、登ってみた。可児市が一望できた。展望がよい日なら御嶽山も見えるだろう。振り返ると出丸のピークがそびえたったいる。終始蜘蛛の巣を払いながら登りを終えると本丸跡である。
展望岩より可児市 振り返ると出丸のピーク

【本丸跡】
本丸跡がこの山塊の頂上ということになる。頂上からはアンテナ2本立つ鳩吹山が見えた。他の方面は頂上から少し移動しないと見えない。山頂には案内板がなかったが、少し降りたところに解説版があった。「城外四囲は断崖絶壁、急転直下、東一帯が本丸跡、さらに北に延びる尾根は出丸曲輪跡、ここから眺める展望は絶佳。南面に残る僅かな石積が五百年の歴史を語る。北面に戦国の世重要視された火薬庫跡崩れ残れる。つわ者どもが夢の跡」と書いてあった。残念ながら石積と火薬庫跡は最後まで分からなかった。
菊石 遊歩道入口

【適当に下山】
大脇駐車場 看板が裏側にひっくり返って転がっていたので何が書いてあるのかと拾って見てみたら下山道案内だった。6ルートも紹介してあったが、どの道がどの道に対応するのかさっぱり分からないので、まったく役に立たない看板だった。帰り道は踏み跡がついた道がたくさんあったので、「火薬庫→」という看板の場所から適当に木々をつかみながら降りた。大脇目指して道なき道も歩いたりしたが、どこに行ってもすぐにうすい踏み跡が現れるから不思議だ。ドライブイン元起の屋根が見えてR41の車の音がどんどん大きくなっていくのが楽しい。最後は薄い踏み跡にしたがって強引に降りたら写真のような場所に出た。正規のルートはもう少し南側だったが、こちらの道でも分かりにくい箇所があったかもしれない。家に帰って蚊にやられた箇所を数えたら右足30、左足20、腕5の合計50〜60箇所やられていた。かゆいかゆい(;_;)

【総評】
・登山道は鳩吹山と同じくよく人が入っているものだと考えていたがまったくの別物だった。登山者はあまり来ないようで、現在では大脇=鳩吹山の登山口という等式が完全に成立しているのかもしれない。
・たくさんの種類のトンボに会えた。
・草の茂る時期はお勧めできない。
・登山情報が少ない。「御岳が見える里山」さんや「HANAPYの広場」さんのページが参考になる。

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