<恵那山(えなさん)>

恵那山(2191m)
(駐車場→広河原登山口→(広河原ルート)→恵那山→(往復)→駐車場)

登山日:2003年6月7日
登山口:長野県阿智村
天候:晴れ
テーマ:新入生歓迎登山
ガイドブック:なし
パーティ:研究室のメンバー9名
時間記録:行き……3時間55分、帰り……3時間10分
(推定標準コースタイム:行き……4時間、帰り……3時間5分)
07:50 広河原駐車場
08:20 広河原登山口
09:50 1716m地点
10:15 中間点
11:15 稜線分岐
11:45-13:20 恵那山山頂
13:35 稜線分岐
14:25 中間点
14:35 1716m
15:30-15:55 広河原登山口
16:30 広河原駐車場
 


【新入生歓迎登山】
大学院の我が研究室では毎年1回登山を行っている。教授が山好きで、嫌がる学生を無理やり連れて行くという図式である。新入生歓迎登山という名目になっていて、新入生には必須の単位。山登りをしないと卒業させてもらえない(^^;)2年前の三俣蓮華岳と3年前の聖岳は2泊3日の厳しい山行だったが(去年は皆の都合が合わず中止)、今年は予定の立てやすい日帰りに山行になった。有名な山に行きたいという意見が出ていたので、登る山は東濃の名峰、恵那山に決めた。深田百名山にも選ばれているので文句あるまい。全くの登山初心者2名を含む9名のパーティで心配な点もあるが、神坂峠ルートなら個人的に去年登ったので(日記)少しは安心である。

【広河原ルートに変更】
駐車場 幹事のお手伝いで神坂峠ルートの計画を立てた。登山が終わってから地元で飲み会をしたいのであまりのんびりした計画は立てられない。はじめは中津川ICで降りる計画を立てていたが、アプローチの時間を短くするために園原ICを利用することにした。高速を降りてからの距離が半分くらいで済む。しかしこの変更が失敗となる。
当日、園原ICで降りて林道を走っていると通行止めの看板が立っていたのだ。工事車両に乗っていたおじさんに聞いた所、神坂峠までは歩けるそうだが、車両は通り抜けできないとのこと。広河原ルートのことは知っていたし、地形図とコンパスも持っていたのでこちらにコース変更をする。広河原登山口の2キロ手前に車止めがあり、そばの広場が駐車場となっていた。土岐ICから50分ほどで到着。約60キロ。

【林道歩き】
駐車場には車がたくさん停められていて、恵那山が百名山にはいっていることを改めて認識する。しかし皆どうやってこのコースを調べたのだろうか?美濃のガイド本でも広河原ルートを紹介する本は少ないと思うのだが!?百名山のガイド本には載っているのかな?(後日追記:2003年8月号の『山と渓谷』で紹介された。)
2キロの林道歩きはトンネルやら、ツツジやら、ダムやらでなかなか飽きない。約30分で登山口に到着。用意しておいた計画書に「広河原コースに変更」と書いて登山ポストに入れる。水飲み場もあった。
広河原登山口

【急勾配】
本谷川 本谷川にかかる橋を渡って登山道に入る。橋の上で体を揺らすとミシミシと音を立てていた。岩と岩に掛けられた橋なので、川の水量が多いと渡れないであろう。地形図を見てみると登山口から1700mくらいまでは急勾配の九十九折の登りが続く。御年58歳の教授がどうしても遅れるため9名のパーティは縦長になるが、なんとかバラバラにならずに歩いていく。コースはよく整備されていて梯子やロープなどが随所に見られた。それに加え、よく踏まれているので道は非常に分かりやすい。
登山道 登山道

【銀竜草の世界】
銀竜草(ギンリョウソウ)が数多く咲き誇っていた。石楠花(シャクナゲ)は少し期待していたが、銀竜草がこんなに多く咲いているとは知らなかったのでとても驚いた。コース上にはみ出ている子もたくさんいて、踏まれているのが痛々しい……。銀竜草は高賀山(日記)で少ししか見たことがなかったので感激した。白い妖精とはよく言ったものだ。雪笹(ユキザサ)もよく咲いていた。
銀竜草 雪笹

【1716mピーク】
銀竜草が見あたらなくなって、勾配が緩くなると1716mピークは近い。1/25000地形図ではピークだと分かるが、1/50000地形図ではピークだと分からない。実際、あまりピークという感じはしなかった。小広場になっているので休憩には丁度良い。1716mピークから少し行くと「広河原→恵那山 中間点」という看板が木に張り付いていた(不覚にも行きは気が付かなかったのだが)。しかし今日は登山口2キロ手前から歩いているので半分は越したことになる。
1716mピーク 中間点

【尾根歩き】
中間点を過ぎると快適な笹の尾根歩き、のはずだが、今日は虫が非常に多くてうっとうしくてたまらない。目の前で飛んでいるだけならば我慢できそうだが、耳の穴や鼻の穴に入ってくるものだからたまってものではない。正面には恵那山の頂上が見え隠れし、左を見ると大川入山や兀岳らしき姿が見える。ガスっていなければ南アルプスがばっちり見えるだろうに。振り返ると笹の稜線と富士見台、朝通ってきた本谷川がよく見えた。
大川入山方面 笹の稜線

【稜線分岐】
尾根歩きをしていて急に道がやせるところが1900m。急なコース変更でしっかりとは調べていなかったが、地形図があるためかなり安心である。ここからは木々の中を歩き、しばらくすると稜線の分岐にでた。分岐といっても黒井沢方面に行く踏み跡はついていなかったように見えた。ここも良い休憩場所である。 稜線分岐

【梅花黄蓮のお花畑】
コバイケイソウ 1900mあたりから頂上までずっと梅花黄蓮(バイカオウレン)のお花畑が多々見られた。5枚の花を広げて歓迎してくれている。コバイケイソウと思われる葉っぱも少しだけ見られた。中津川市の花、サラサドウダンはまだ蕾がほとんど。なお余談になるが、検索エンジンで花について調べていたところ、マンホール友の会(こちら)で恵那山とサラサドウダンをデザインしたマンホールを見つけ、妙にうれしくなった。
コバイケイソウ? 何のつぼみ?

【大人気の恵那山】
今日は天気が良いためか非常に登山者が多い。美濃の山でこんなに人がいる山は多くない。やはり百名山のネームバリューか。三角点のある広場は満員御礼なので、少し北の広場で食事休憩をした。
恵那山三角点 恵那神社奥の院

【山頂避難小屋】
ガスがかかっていて景色は期待できないが、トイレも行きたかったので山頂避難小屋まで足を伸ばす。小屋の裏の展望岩に登ってみるも全く遠望なし。コース途中でも見られたが、まだ桜が咲いていたのは驚きだ。
桜 展望岩から小屋とトイレ

【汚い図】
汚い絵 戻ってみるとこの状態。登山者の皆様、野郎共が寝そべっている汚い絵を見せてしまってごめんなさい(^^;)

【帰路】
復路は往路をたどる。1716m付近で紅灯台(ベニドウダン)を、1400mくらいの斜面で石楠花(高さ3mくらいの大木)を見つけられた。本谷川では橋を使わないで渡ろうとしたらつるりと滑って転んだ。ゴアテックスの靴でかっこよく渡るはずだったんだがなぁ(^^;)濡れて写真が撮れなくなったデジカメは乾くにつれて徐々に直っていき、30分で完全復活した。たいしたものだ。
園原スキー場のそばにあった公園でトイレを借りたあと、園原ICから高速道路に乗って帰った。恵那ICあたりでにわか雨と雷がすごく、我々は下山後で本当に助かった。

【総評】
・予定外のルート変更だったが、全員無事に下山できて良かった。
・広河原ルートはガスが無ければ展望が素晴らしいだろう。
・よく整備されていて、よく踏まれている登山道。
・登山口への林道は工事中。土砂崩れなどによる通行止めも多いようなので要注意。

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