<岩岳(いわだけ)>

岩岳(1000m)
(上葛橋→岩団扇群生地→岩岳三角点→(往復)→上葛橋)

登山日:2003年4月13日
登山口:岐阜県根尾村
天候:曇りのち晴れ
テーマ:続ぎふ百山、岩団扇群生地
ガイドブック:『続ぎふ百山』、『美濃の山第2巻』
同行者:モリさん
時間記録:行き……2時間15分、帰り……1時間55分
(推定標準コースタイム:行き……2時間50分、帰り……2時間10分)
06:20 上葛橋
07:00 下葛谷第一砂防ダム
07:20 上葛橋
07:25 農道終点
07:40 尾根道入口
09:10 岩団扇群生地
09:55-11:00 岩岳三角点
11:40 岩団扇群生地
12:35 尾根道入口
12:55 上葛橋


【倉見・岩岳縦走計画】
根尾村の薄墨桜を見に行きたく思い根尾村について調べていたところ、本日は運良く能郷の能・狂言の日と知った。能郷の能・狂言が始まる前に周辺の山に登れるので倉見と岩岳の縦走を計画した。倉見は『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース(上)』で紹介されているもののマイナーな山のため情報が少なく、現地に行って駐車場が無かったら嫌なので、岩岳登山口の上葛橋を基点とした。倉見と岩岳の間は尾根でつながっているので、踏み跡がなくてもやぶ漕ぎをすれば行けるだろう。地形図を見たら西板屋から越卒まで登山道があることになっているので、この道を利用して周回することができる。

【上葛橋へ】
多治見方面からR248、R418で根尾村に入る。東板屋のバス停からR418と別れて岩岳登山口に向かったが、道がよく分からず上葛橋に着くまで随分時間がかかった。分かりやすい道はR418から、セメント工場が見えて、かつ、お店(豆腐屋?)がある橋の所で曲がることである(写真参照)。 上葛橋への道

【上葛橋】
R418から分かれると根尾東谷川に沿う道になる。1つ目の橋(西板屋橋)からは岩岳が良く見えた。川に沿って直進すると自然と上葛林道に入り上葛橋に着く。登山者用の駐車場は無いので林道の脇に止めることになる。上葛橋を渡ると2台分のスペースがあったのでそこに止めた。多治見から合計68キロ、2時間20分で到着。
岩岳 上葛橋

【周回断念】
普通なら上葛橋脇から農道を歩いて岩岳に向かうのだろうが、今回の計画は西板屋から越卒(おっそ)へ抜けて倉見経由で周回する。地図とにらめっこして歩いていると西板屋橋の脇から地元に人に声をかけられた。越卒に抜ける道は現在使っていないから通れないよ、と教えていただいたが、せっかくなのでとりあえず行ってみる。西板屋集落から下葛谷に向かい、地形図の点線を歩く。始めは轍がある未舗装道だったが、道があるのは下葛谷第一砂防ダムまで。そこからはぱったり道がなくなっていた。川に下りる踏み跡があったが、釣り人のものだろうしキッパリ計画を諦めた。越卒まで抜ける道はできたばかりの立派な舗装道路があったが、土砂崩れのため通行止めになっていた。
廃道入口 行き止まり

【岩岳へ】
時間的に周回は無理なので岩岳往復に計画を変更する。上葛橋まで戻り、橋の脇から農道を歩く。農道終点にはスペースがあるが、ここは駐車禁止。「岩岳」の小さな案内板につられて林の中に入った。水を引くためのパイプがあり、それにそって登山道がある。コポコポ音をたてている。
農道終点 登山道

【尾根道】
途中から尾根道に直角に曲がる。「←岩岳 タンネ」と書かれた案内板があったので見失うことなく尾根道に入れた。ここからはなかなかの急登になる。睡眠不足で眠くて仕方がないが、休憩をするのに適当な場所が見つからず辛かった。途中斜面で15分の仮眠(^^;)
尾根道入口 登山道

【単調な急登】
尾根道は終始登りである。平らな所は非常に少ない。唯一小広場があるが、すぐに急登になった。景色が変わらないため単調で非常につまらない。花や植物もなく、木しか無い。
唯一の小広場 登山道

【岩団扇群生地】
普段から山の情報交換をしているコバイケイさんから、尾根に出たら岩団扇がきれいだよと教えていただいていた(コバイケイさんの岩岳日記はこちら)が、まさに見事なものであった。一面に広がるピンクのかわいい花が見られた。この花が無ければこの山の印象は非常に悪いものであったろう。 岩団扇群生地

【山頂へ】
岩団扇群生地を過ぎても所所に岩団扇の花が見られた。山名のとおり岩が多い、というわけでもないが一箇所大きな岩が見られた。能郷白山や倉見が見えて少し満足だが、急登の辛さが嫌でも頭の中をかすめる。目の前のピークが山頂かと思って頑張ったら違っていたりして、身心ともに辛かった。
数少ない岩 倉見・能郷白山方面

【岩岳山頂】

岩岳山頂 山頂は広場になっていて、プレートが3つ4つ見られた。ガイド本にはあまり紹介されていないしネット上の記録も少ない山だが、意外と登られているのかもしれない。曇っていて展望は全然ないが、太陽が出てきて非常に気持ち良くなり50分お昼寝した。

【薇】

薇(ゼンマイ)や蕨(ワラビ)がたくさん生えていた。写真に撮ると結構グロテスクだな。ちなみに綿毛に覆われているのが薇、綿毛が無いのが蕨であるそうだ(相棒談)。 薇

【下山後の楽しみ:白山神社の能・狂言】
下山後は国の重要無形民俗文化財にも指定されている白山神社の能・狂言を見に行った。毎年4月13日に行っていて今年はちょうど日曜日。以前能郷白山に登った時(日記)、この神社で登山届を出したので場所はよく知っている。非常にラッキーだった。能・狂言を見るのは初めてで見ていて理解できるかどうか心配だったが、解説の冊子がもらえたので楽しめた。開演時間は調べてもどこにも載っていなかったので事前に村役場に問い合わせておいた。予定通り13時から15時過ぎであった。
能・狂言が終わってからは藤谷山への登山道を探した。「旧街道 さかもと美濃越前道」という標識があったので、登山道も近くにあると思ったが見つからない。地元の人3人に聞いて現在は道が無いことを理解した。中年のおばさんに聞いたら「茶屋峠」も知らなかった。かなり前に廃道になったのだろう。茶屋峠については『美濃の峠』に詳しく書いてある(こちら)
白山神社の能・狂言 遊歩道入口

【下山後の楽しみ:菊花石】
根尾村の菊花石が取れる地域は国指定特別天然記念物に指定されている。菊花石とは緑や褐色の石に白い菊が咲いたような花模様がある石である。昭文社の道路地図にも「菊花石」と書いてあったので(ミスプリで菊化石となっていたが)その地点に行った。初鹿谷林道入口に車を止めて歩く。猿投山の菊石のように囲いがあって菊花石が直接見られる(日記)と思っていたが、案内板が一つも無い。おかしいなと思っていたが見つからないので途中で諦めた。悔しいので近くにあるキャンプ場(NEOキャンピングパーク)まで行き、そこのスタッフに教えを乞うたところ、昔よく取れた場所ということであって現在そこで菊花石が見られるわけではないとのことだった。帰ってから調べたところ根尾村郷土資料館に行けば直接見られるようだ。
初鹿谷 NEOキャンピングパーク

【下山後の楽しみ:薄墨桜】
薄墨桜 根尾村の薄墨桜は国指定天然記念物であり、樹齢1500年というのだからすごいものである。満開は少し過ぎていたが全国的に知名度が高い桜なのでとても多くの人が見に来ていた。昼間は駐車場に入る車で渋滞していたが、夕方に行ったので樽見駅前の無料駐車場はガラガラだった。

【総評】
・岩岳は終始急登で疲れる。
・岩団扇の時期がお勧め。
・岩岳へは上葛林道終点からもルートがあるようだ。

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