<池田山(いけだやま)・足打山(あしうちやま)>

池田山(924m)・足打山(761m)
(霞間ヶ渓→(東海自然歩道)→池田山→No.68鉄塔→足打山→魚止の滝→(足打谷併用林道)→瑞巖寺→(東海自然歩道)→霞間ヶ渓)

登山日:2003年4月6日
登山口:岐阜県池田町
天候:快晴
テーマ:ぎふ百山、お花見、新規開拓、池田山フェスタ、池田温泉
ガイドブック:『ぎふ百山』、『名古屋周辺の山200』、『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース(上)』
同行者:モリさん
時間記録:行き……5時間10分、帰り……6時間15分
(推定標準コースタイム:行き……5時間50分、帰り……7時間25分)
07:20 霞間ヶ渓登山口
09:05 焼石神社
09:55 パラグライダー基地
09:55-10:15 池田山展望台
11:40 No.68鉄塔
12:30-12:50 足打山
13:50 No.74鉄塔
16:25 魚止の滝
17:00 林道分岐
17:25 瑞巖寺
18:35 大津谷公園
19:05-19:35 霞間ヶ渓公園


【はじめに】
池田山の西には足打谷をはさんで最高点798mピークを持つ尾根がある。尾根のほぼ中心に761mの四等三角点がある。本ページにおいてこの761ピークを「足打山」、足打山から南北に走る尾根を「足打尾根」と呼ぶことにする。立派な尾根とピーク達なので地元で呼ばれている山名があると思う。機会があれば調べてみたい。

【霞間ヶ渓へ】
多治見邸を4時半に出発。5時過ぎに名古屋市内で相棒を拾い、R22、R21、R417で池田町に入ると霞間ヶ渓(かまがたに)の案内板がある。始めに見えた案内板に従い、R417を左折すると池田山の全容を見ることができた。池田温泉の手前で再び案内板に従って右折し霞間ヶ渓に向かう。事前の調べで霞間ヶ渓には駐車場があるかどうか分からなかったが、現地の案内図を見て谷沿いに駐車場(オアシス広場)があることを知り、そこに停めた。案内図には駐車場が2箇所あることになっていたが、2つめの駐車場への道は工事中だった。6時50分到着。合計84キロ。
池田山全容 霞間ヶ渓

【旧東海自然歩道】

東海自然歩道 霞間ヶ渓の満開の桜と池田町のお茶畑を見ながら朝食を食べて出発。東海自然歩道になっていたので道は非常に分かりやすい。振り返ると池田の町が見える場所が何箇所かあった。小規模の土砂崩れが所所起きており、登山道にも大小の岩が転がっていた。登山道の勾配は緩やかで、歩けど歩けど一向に高度を稼いでいる気がしない。猩猩袴があったが水辺でないためかあまり成長がよくない。途中で車道と合流し「ナツツバキの森」と書かれた広場に出た。池田町方面はなかなかの展望である。前方に池田山のパラグライダー基地が見える。

【焼石神社】
ナツツバキの森を過ぎて舗装道路を何度か横切ると焼石神社に到着する。雨乞いの龍神が奉られて付近の広場からは濃尾平野が一望できた。 焼石神社

【池田の森】
パラグライダー基地 登山道が次第に笹の道に変わると池田の森である。ここも車道が走っている。朝早い時間だがチビッコを連れた家族が来ていた。パラグライダーとハンググライダーの基地からは素晴らしい展望である。正面には金華山が見える。御嶽山などのスター級も見えそうだが今日はガスっていて近くの低山しか見えなかった。

【山頂へ】
池田の森からは舗装されていない車道を歩いた。上を見上げると送電線が走っていたので登山道もあるだろう。しばらくすると池田山山頂の展望台が正面に見えてきて、丸太やトイレが置かれた広場に出た。車道から離れて「池田山山頂→」と書かれた尾根の道を歩く。車道終点と合流するとそこは伊吹山の展望地となっていた。台形のイメージがある伊吹山だが、ここから見た山容は違っていて楽しかった。車で来る場合はここまで来られる。ここから山頂へは案内板に従って20分程度であろう。

【池田山展望台】
池田山の山頂には立派な展望台ができていた。まだできたばかりのようで非常に綺麗である。360度の展望が楽しめるが、伊吹山脈の展望が特に素晴らしい。伊吹山から伊吹北尾根、国見峠から奥伊吹、さらに貝月山などが一望できた。伊吹山脈はほぼ全山歩いているので何も見ずに同定ができてたのしかった。
三角点は新しいものと古いものの2つあった。古い三角点は角が削られて見るも無残な姿を見せていた。新しいものも角が削れていて寂しい気分となった。誰でも来られる山なので記念に持って帰ってしまう人がいるのだろうか。
池田山展望台 奥伊吹方面

【足打尾根】

池田山展望台からは足打尾根はよく見えなかったが、帰りに寄り道したNo.71の鉄塔からはその全容が確認できた。今からこの足打尾根へ向かう。 足打尾根と伊吹山

【池田〜明神林道】
登山口 山頂から伊吹山展望地へと降り、「池田〜明神林道」と書かれた工事中の未舗装道路(車両立ち入り禁止)を歩く。伊吹山を終始見ながらの贅沢な歩きである。崖崩れがひどく、ネットが破れている箇所もあった。ガードレールの礎もまだできていない段階なので林道開通にはまだまだ時間がかかりそうだ。送電線を確認しながら、1本目を過ぎ、2本目の通る真下から尾根道へと登る。目印などは無いが、尾根の取り付きにNo.64鉄塔があるのでそれを目標とする。今回は送電線の真下からアプローチしたが、もっと手前によく踏まれた巡視路入口があったようだ。

【足打尾根】
林道から離れて尾根に出るとNo.64鉄塔がある。ここからの池田山の展望は最高で、本日は池田山を東西から見たことになった。全く情報が無い状態だったので道はヤブもあることを覚悟していたが、中部電力の巡視路はしっかりとしていて分かりやすかった。左には伊吹山や伊吹北尾根が良く見える。素晴らしい景色だ。
池田山 登山道

【足打山】
小さなアップダウンを繰り返しながら尾根を歩く。送電線は途中で完全に尾根から外れるので巡視路も尾根から外れる。尾根から外れる地点には青いスズランテープが張られていた。中部電力の人が間違えないように目印にしているのだろう。761mピークには四等三角点があり、その付近で昼食をとった。池田山の展望を期待していたが東側は木々のため全く見えない。伊吹山方面は木々の隙間からなんとか見える。
巡視路分岐 足打山

【1/50000地形図初心者】
最近の山行は行動範囲が広いため、もっぱら1/50000地形図(『カシミール3D入門』と『GPS応用編』の付録地図をプリントアウトしたもの)を持っていっている。今回は1/25000地形図を持っていくことをサボった。
足打山には四等三角点があったのだが、今回持参した1/50000地形図には何も載っていなかったため小生は混乱した(1/50000地形図では三角点の表示は三等三角点以上を表示することを家に帰ってから知る)。計画ではもう少し先の728mピークから春日村池戸に降りる予定であったが、この761mピークを728mピークと勘違いして下山を開始してしまった。池田山を使って現在位置確認しても728mピークにならないのでおかしいなと思っていたのだが、大失敗だった。改めて読図の勉強をしないとダメだな。反省。

【No.74鉄塔】
足打山から支尾根に入る。境界見出標のプレートや赤ペンキがあり、それを目印にしながら薄い踏み跡を追った。結構な斜面の場所もあったが、気がついたらNo.74鉄塔にいた。右からは巡視路が続いていて、尾根から外れた道がここに来ていることを理解した。

【岩団扇】
No.74からも尾根道を歩く。木に白いペンキで目印がつけてあり迷うことは無いが、地面がもろく、下手に歩くとすぐに落石がおきる。運良く岩団扇(イワウチワ)の群生地に出会えた。名前の由来は葉が団扇に似ているということだが、ピンク色のかわいい花であった。 岩団扇

【難関場所】
ヤブ漕ぎは覚悟していたが、急斜面のことは全然考えていなかった。地面はもろい。木は腐っていて頼りにならない。岩も浮石が多い。なんといっても急斜面。地面までたいした高度ではないが、足場が崩れて落ちたら自力で帰れるのは無理だ。足打谷の沢が見えてから降りるまで非常に時間がかかった。白ペンキの印はあれど道はあらず。歩きやすそうな道を求めて何度もウロウロする。しっかりした木の根が一番安定しているので、斜面の地面を手で掘り、根を出して、それに捕まりながら降りた。昔は道があったのかもしれないが、現在は土砂崩れでなくなってしまったのだろう。木にはかわいそうなことをした。
急斜面 沢が見えたが……

【足打谷】
足打谷に降りてホッと一安心。たまたま沢が浅い場所があり、対岸の林道に出られた。ここから北に行くか南に行くか選択肢は2つあったが、当然春日村のある北に向かう。すぐに滝が見られたが、これは『ぎふ百山』の池田山のページの写真にある魚止めの滝ではないだろうか!?足打谷はどんどん深く大きくなり、自分達が沢を横切れたことを幸せに思った。
魚止めの滝 足打谷

【土砂の林道】
土砂の林道 この林道は荒れ放題であった。人が入った様子も全く無い。沢が4箇所程あったが、土砂崩れで全滅であった。上から岩が落ちてくることも想定して、上をちらちら気にしながら歩く。心配なので帽子を取り出してかぶった。

【足打谷併用林道】
林道でこの先でどこかの橋が壊れていたら自分も帰れない。緊張しながらペースを上げる。途中で使用中と思われるパワーシャベルがあり安心した。この林道は足打谷併用林道という名前のようだ。途中で池田山への分岐を経て歩を進める。人里が近くなると「土岐頼清・頼康 父子の墓」があったので寄り道した。林道入口には東海自然歩道の看板があった。無事に下山。
林道入口 林道入口

【瑞巖寺】
下山してからは東海自然歩道を楽しむ。瑞巖寺は瑞岩寺(ずいがんじ)として地名にもなっている。よほど歴史のある寺なのだろう。粕川沿いに歩くと「蘇生の水」と呼ばれる水飲み場に着いた。人気の場所のようで大量に水を汲んでいる人が2組もいた。 瑞巖寺

【大津谷公園】
大津谷公園 大津谷公園は霞間ヶ渓と並んで池田町の桜の名所である。公園となっていてたくさんの人が花見に来ていた。大津谷公園を過ぎると茶畑が見事である。茶畑を左右に見ながら歩いていると願成寺古墳群である。古墳の中に入れたのでランプをつけて入って遊んでおいた。

【池田山フェスタ】
霞間ヶ渓に戻ることには真っ暗になっていた。今日は池田町のお祭り「池田山フェスタ」の日だったので夜桜は期待していたが、木のやぐらに火をつけるイベントや、花火まで楽しめるとは思っていなかった。ラッキーだった。
木のやぐらに火をつけるイベント 夜桜

【池田温泉】
先月オープンしたばかりの池田温泉新館に行ってみた。シャンプー、リンス、石鹸ありで500円。駐車場整理の警備員もいて、たくさんのお客さんが来ていた。いびがわマラソンの帰りに寄ったことのある旧館も今までどおり営業していた。新館が出来たのにどうして旧館もオープンしているのか不思議に思い、警備員に聞いてみたところ……。湯質に少し差があるという噂があるとのこと。どっちの建物の湯が薄いのかはここでは書かないが、常連さんには分かるらしい。

【総評】
・池田山頂上は展望台ができたので360度の展望が楽しめる。
・車で頂上付近まで行けるし、麓からの東海自然歩道も終始緩やかなので家族向きの山である。
・池田山は登山コースがたくさんあるので何度も楽しめそうだ。
・登山時期は桜の咲くころが一番!
・足打谷併用林道は危ないので通らないほうが良い。

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