<比良山系縦走>

比良山系縦走(最高点1214m)
(栗原霊仙山口→霊仙山→権現山→蓬莱山→打見山→比良岳→烏谷岳→御殿山→武奈ヶ岳→八雲ヶ原→夫婦の滝→蓬莱山→栗原栗原霊仙山口)

登山日:2002年6月14日
登山口:滋賀県志賀町
天候:曇り
テーマ:比良縦走、オールアウト、ピークハント、ササユリ、琵琶湖
ガイドブック:『関西の山あるき100選』(昭文社)
      :『山と高原地図 比良山系』(昭文社)
      :『決定版花の百名山(下)』(山と渓谷社)
同行者:単独
時間記録:行き……6時間20分、帰り……6時間
コースタイム:行き……10時間25分、帰り……9時間30分
05:10 (栗原)霊仙山口
05:40 霊仙山
06:20 権現山
06:40 ホッケ山
07:00 小女郎ヶ池
07:20 蓬莱山
07:40 打見山
07:50 木戸峠
08:10 比良岳
08:35 烏谷岳
09:00 南比良峠
09:30 大橋
10:25 中峠
11:00 御殿山
11:30 武奈ヶ岳
11:30-12:00 昼食
12:25 イブルキのコバ
12:35 八雲ヒュッテ
13:00 金糞峠
13:30 大橋
14:15 牛コバ
15:05 夫婦の滝
15:35 汁谷
16:10 蓬莱山
16:20 小女郎ヶ池分岐
16:15 ホッケ山
16:55 権現山
17:30 霊仙山
18:10 (栗原)霊仙山口
 


【寄り道】
学会で大阪に行ったので帰りに比良山系に寄った。なかなかここまで山登りだけでは来られない。大阪に行く前までは武奈ヶ岳だけを登る気でいたが、いろいろストレスがたまっていてオールアウトしたい気分になり、慌てて昭文社の山と高原地図を買ってきて縦走の計画を立てた。
登山口の栗原には深夜1時半に到着。駐車スペースまで行って仮眠する気でいたが、霊仙山口は真っ暗で非常に恐かったのでふもとの栗原バス停まで降りてそこで仮眠した。

【霊仙山】
朝5時前に起きて車で登山口に向かう。早くも地元の人は畑とかに向かっている。驚いた。登山カードを記入提出し、山に入る。はじめは舗装道路だが、NTTの電波塔(?)のところですぐに山道になった。霊仙山への勾配はひたすら急である。道が頂上に向かって一直線に伸びている感じである。とても標高750m足らずの道とは思えない。まだ朝の5時だというのに汗がどんどん出てくる。しかもあまり人が来ないのだろう。踏み跡はしっかりしているものの、蜘蛛の巣やら植物やらが全身に絡まってきた。やっとの思いで頂上に立つが、景色もあまり開けておらずがっかりした。霊仙山の看板は小さかったのではじめここが頂上だと気がつかなかった。下りもやたら急で苦労した。キツかったからしばらくこの山はお休みしたいなぁ。 霊仙山口

登山道 霊仙山頂上


【権現山・ホッケ山】
霊仙山を越えると打見山まで稜線歩きで気持ちが良かった。特に権現山とホッケ山は琵琶湖の展望が素晴らしく、琵琶湖の南側と北側が非常によく見渡せた。しかしここで早くもデジカメの電池がほとんどなくなってしまった。充電するのをすっかり忘れていた。失敗。
権現山頂上 権現山から琵琶湖を望む

【小女郎ヶ池】
ここの池は比良山系でもっとも高い位置にある池だそうで、案内板によるとなにやらいくつかの伝説があるようだ。ひっそりとした所にあり、なかなか趣き深い。

【蓬莱山・打見山】
ここからの展望も素晴らしい。琵琶湖が一望できる。今日がガスがかかっているが、本当に天気がよければ美濃の山も一望できるだろう。蓬莱山と打見山の周辺はスキー場になっていて、ロープウェイでも上がってこられるので、公園やらアスレチックやらが充実していた。ロープウェイで飼っていると思われる犬も小生の所に寄ってきて一緒に遊んでおいた。ロープウェイ駅から武奈まで行く縦走コースもあるようだ。

【比良岳・烏谷岳】
木戸峠から比良岳・烏谷岳は琵琶湖の景色が無くなって山道になる。ひたすら歩きつづけて、この2つの山に到着。回りが木しかなく、全く展望は無い。少し寂しい。

【南比良峠〜大橋】
この区間に入ると沢が現れて、蛙の声が響き渡る。水はもちろん綺麗で透き通っている。沢を何度か横切り大橋へ。大橋の近くでは比良の名水、スリバチの水を頂いた。水の味は良く分からないが美味しい気がする。大橋は手作りの丸太橋。山っぽい、って当たり前か(^^;)

【小川新道】
大橋から中峠へは小川新道を通った。この道もひたすら急である。しかも岩っぽい所やガレている所が多々あって苦労した。岩がむきだしになっている所は結構滑るし、小生のような若い人はなんとかなるだろうが、お年よりや体の小さい人は時間がかかるだろうな。

【西南稜】
中峠からワサビ峠に抜けて、ここから御殿山をピストンする。ワサビ峠という看板などは無いが、親切というかお節介にも誰かが分岐の看板に「ここはワサビ峠だよ」って書いてあった。ワサビ峠から武奈ヶ岳への道は西南稜と呼ばれていて、クマザサや花が綺麗で眺めの良い、比良のお勧めコースである。お目当てのササユリは見当たらなかったがツツジと黄色いかわいい花が綺麗だった。
西南稜から武奈ヶ岳を望む ミヤマノワスレナ花

【武奈ヶ岳】
武奈は比良山系で最高峰の1214m。今日はガスっていて展望が無いのが残念だ。頂上は広場になっていて、天気が良ければ360度の展望が楽しめるだろう。
武奈ヶ岳からの展望 武奈ヶ岳からの展望

【小川新道】
大橋から中峠へは小川新道を通った。この道もひたすら急である。しかも岩っぽい所やガレている所が多々あって苦労した。岩がむきだしになっている所は結構滑るし、小生のような若い人はなんとかなるだろうが、お年よりや体の小さい人は時間がかかるだろうな。

【八雲ヶ原】
車を止めているので栗原に戻らなければないないが、もと来た道を戻るのはつまらない。武奈ヶ岳からは八雲ヶ原を通って牛コバに向かうことにした。コバとは、昔、峠越えをした人達が休憩をした場。きこりの木材置場(木場)、休憩場・水飲み場、だそうだ。
武奈から順調に降りていって八雲ヶ原に到着。解説板によると、ここ一帯の湿原は水が綺麗なために植物の成長が遅いとのこと、面白いものだ。イモリもたくさんいた。

【八雲ヶ原〜大橋】
八雲ヶ原からは金糞峠に向かう。ずっと沢沿いに歩くのだが、アップダウンも少なく非常に歩き易かった。金糞峠で景色を確認して、再び大橋に向かう。用意しておいた水分1.5Lがなくなりかけていたので、スリバチの水を1Lペットボトルに収めた。水が冷たくて生き返った。

【大橋〜牛コバ】
気分でコースを変えたが、このコースはきつかった。というのもくねくね道をどんどん降りるのだった。まだ車までの道中が長いので精神的に参った。きちんと調べておけばよかったのだが仕方がない。くねくねで急ごうにもスピードが出せないし、とにかくきつかった。牛コバで休憩していたら車までのコースタイムが4時間とある。慌てて出発。

【夫婦の滝】
牛コバからは沢に沿って登る。標高300mくらいまで降りてしまったのでまた800mくらい登らねばならぬ。途中のスベリ岩はちょっと見て通過したが、このコースのメインの夫婦の滝は見事だった。おすすめの滝である。

【汁谷】
夫婦の滝あたりからはロープウェイからのハイキングコースなのでコースも案内もしっかりしていた。汁谷はハイキングコースとスキー場の境目。ここから蓬莱山までスキー場を一気に駆け上がったのだが、急で辛かった。

【無事下山】
蓬莱山からは来た道をたどる。時間がないので結構急いで走ったりした。結局18時過ぎに車に到着したが、その10分後に大粒の夕立が来た。ゾッとした。やはり計画立てていかないといかんな。

【総評】
・琵琶湖を一望したければ権現山、ホッケ山、蓬莱山、打見山がお勧め。
・この時期比良ではササユリが所々で見られそうだ。今回は権現山付近で見られた。
・武奈ヶ岳は人気のコース。
・比良はコースが豊富で縦走がしやすい。

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